日常生活の中で気軽に乗れる乗り物でもあるバイク。
とくに免許取り立ての初心者のあなたは不安を感じていると思います。
今回はバイク乗りでもあった私自身の経験も含め、初心者がバイクの運転で気をつけること5選をお伝えします!
初心者がバイクの運転で気をつけること5選
服装は肌の露出が少ない服を着て運転する
まずは運転する前の基本的なことですが、服装は肌の露出が少ない服を着て運転しましょう。
バイクはご存知の通り生身で運転するので、もしも転倒した時に薄着だとダメージが大きいです。
夏の暑い時でも上半身は半袖ではなく、長袖を着る。
下半身は足首までしっかり覆われたパンツを履く。
靴もサンダルではなくスニーカーやブーツなど、露出がないものを選びましょう。
私は若い時、服装なんて気にしてませんでしたので、転倒して腕を擦りむいたり、様々な怪我をしました。
幸い大きな怪我にはあったことはありませんが、薄着でなければもっと軽症で済んだと思います。
常に自分が生身であることを肝に命じて運転することが大事です。
ヘルメットは必ずフルフェイスを着用する
ヘルメットはかなり重要です!
どんなに夏の暑い時でも、ヘルメットは必ずフルフェイスを着用することが必須。
フルフェイスというのは、後頭部から顔まですべて覆われているヘルメットのことです。
よくある後頭部まで完全に覆われてない、半ヘルメットはやめましょう。
ヘルメットは質の良いものを選ぶ
ヘルメットは頭部を守ってくれる非常に重要なものです。
有名メーカーなどのクッションが良い、しっかりしたものを選びましょう。
後ろに人を乗せる場合は、後ろの人用にも良いヘルメットを選んで下さい。
ここはお金をケチるとこではありません。
見た目がカッコ悪い、暑いから、自分は事故しないから大丈夫とかいう、わけの分からない考えはやめましょう。
同級生がバイク事故で亡くなっているから
何故私がこんなにうるさくヘルメットの重要性を言うのかというと、同級生がバイク事故で亡くなっているからです。
私の同級生は当時17歳という若さで亡くなっています。
事故原因は左折する車に巻き込まれ転倒。
転倒した時に、路肩の縁石で後頭部を打ちつけたことが原因です。
その時着用していたヘルメットは、後頭部まで覆われていないものでした。
もしもフルフェイスだったらきっと助かっていたと思います。
私も当時ヘルメットは格好が重視でしたので、後頭部まで覆われていないヘルメットを着用してました。
運が良かっただけで、同じ状況なら間違いなく命を落としていたと思います。
なので、ヘルメットは必ず後頭部まで覆われているものを選ぶようにしましょう。
車間距離をしっかり空ける
ここからは運転に関してです。
車間距離をしっかり空けるとはどれくらいかというと、走行スピードによって違いがあり、一般的には、60km走行時で60m、100km走行時で100mと言われています。
ただ、私が車を運転していて思うのは、そんなに車間距離を空けて走っているバイクはほぼ見たことありません。
私がバイクを運転していた頃も、60km走行時で60mは空けてはいなかったです。
確かに安全ですが、車間距離を空けすぎると割り込みに頻繁にあったり、後ろから煽られる危険もあります。
一般道での運転なら、車間距離としては普通車2台分くらい。
距離にすると、最低でも10mくらいを確保していれば大丈夫です。
雨の日はより車間距離に注意
雨の日は視界も悪く、路面も濡れているので車間距離にはより注意しましょう。
路面が濡れていると制動距離も長くなるので、自分のバイクがどれくらいブレーキをかければ安全に止まれるのかを、普段からしっかりと確かめておけばより安心です。
大型車の後ろにつかない
これも大事です。
バイクはやはり小さいので、その存在に車などからは気づかれにくいです。
私の車は普通車ですが、運転していると「そこにバイクいたのか!」と思う時がたまにあります。
大型車だとより気づかれにくいです。
大型車といえばトラックやバスなどが代表的ですが、私が一番怖かったのは、超大型のダンプカーでしたね。
普通車でも危なかった記憶があるので、バイクの場合は近づかない方が身のためです。
どうしても後ろにつかなければいけない時は、先ほど説明した車間距離をさらにしっかり空けるか、その場から離れるのが賢明です。
間違っても無理に追い抜こうとしないようにしましょう。
私は昔ダンプカーではないですが、トラックが遅いからと無理に左から追い抜こうとして、トラックと壁に挟まれそうになったことがあるので。
車の死角に入らないようにする
大型車の後ろにつかないのと似てるようなことですが、車には死角があるので、バイクはなるべく車の死角に入らないようにするのが良いです。
車の死角は沢山ありますが、特に注意したいのは車のサイドミラーの左右です。
車を運転していると、サイドミラーにバイクなどが映らない場所があります。
最近の車はサイドミラーが光って、車やバイクが横にいると知らせてくれる車が増えて来ましたが、まだまだ普及率はそんなに高くないので、バイクを運転して車の横を通り過ぎる前には、車のサイドミラーの死角を十分意識しましょう。
少し真ん中寄りで走行する
バイクはよく左側に寄って走行していますが、あまり左に寄りすぎると車に気づかれにくいので、少し真ん中寄りで走行すると、車のバックミラーに映りやすく、車の運転手からすれば存在に気付きやすいですし、死角からも外れるので安心です。
私がバイクを運転していた頃は、わりと真ん中寄りで走行していました。
自分が車を運転する身になっても左寄りで走行されるよりは、少し真ん中寄りで走っていてくれた方がバイクの存在をしっかり確認できます。
逆に左側に寄って走行されていると、サイドミラーで確認した時に、「あれ?いない?」ということがよくあり、気付くと死角から現れたという場面が多いです。
もし、その段階で左折していたら巻き込み事故になる可能性が高いでしょう。
バイクを運転する時は、車の死角に入らないということを頭に入れて運転するように心がけることが安全にも繋がります。
まとめ
以上が初心者がバイクの運転で気をつけること5選でした。
まとめると、
- 服装は肌の露出が少ない服で運転する。
- ヘルメットは必ずフルフェイスを着用する。
- 車間距離をしっかり空ける。
- 大型車の後ろにつかない。
- 車の死角に入らないようにする。
バイクの運転初心者の方はもちろん、バイクに何年も乗っている方も今一度、この5選を実践して安全運転に努めましょう。